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定期テストでパッとしない中1の子にできること【中1ギャップ対応:勉強編】

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中間テストの結果がいまいちだった。期末テストこそはと思ったが、やっぱりダメだった。定期テストの成績一覧表が渡され唖然としてしまった!

そんな時、おうちで出来ることを記事にします。

定期テストでパッとしない中1の子にできること【中1ギャップ対応:勉強編】

中学校で教鞭をとり、現在中学生と小学生の子どもを育てているゆみママと申します。

「中1 勉強しない」
「中1 成績心配」
定期テストの勉強 やり方が分からない」
というのは、中1あるあるでございます!!

 

今回は、「中1ギャップ①勉強編」として家庭でできることを記事にします。

中1ギャップとは=中学校になじめず出てくる問題行動

中学校にあがり、小学校と異なる変化について行けず悩みを抱え、その結果「学習意欲の低下」や「不登校」や「いじめ」の問題行動がでてくることを「中1ギャップ」と言っています。

文部科学省 小中連携 一貫教育に関する主な意見等の整理(骨子案)

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/045/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/06/05/1321300_02.pdf

 

中1ギャップの引き金

①異なる小学校や先輩との人間関係

②負荷の増える勉強

③制服や部活や塾による生活の変化

②負荷の増える勉強 と挙げましたが、

勉強が思うように行かないという悩みを抱える中学生を沢山見てきました。
私の勤務していた学校の悩み相談の中で、毎回一番多かったのが「勉強のやり方が分からない」というものです。

中1ギャップのグレーゾーン

学校をお休みするなど目に見えて精神的に参っている状態まではいかなくとも、中学校1年生の梅雨の時期頃になると、なんとなく「うまくいかないような感じ」に陥ってしまう子もいます。

中学生の生活は、小学生の頃とは全く違います。
「社会人並みに忙しくなる」と例えている方もいます。
慣れるまでは、大変ですよね。

そこに、追い打ちをかけるように現われる「定期テスト」!!

定期テストで思うような結果が出ない

勉強面で挙げられるのが「定期試験の結果」の問題です。

中学1年生の中間テストは英語が簡単で平均点も高かったりして
「おっ!いけるじゃん。」
とやる気になる子が多くいます。

逆に、難しくなる内容や、教科によって先生が替わる「教科担任制」に対応できない子もいます。


そして、中1期末テスト終了後には、「やったのに出来ない・・・。」なんてなることも。

定期テストと小学校テスト対策の違い

・ノートの取り方←各自の工夫が必要

・問題集やワーク←自分で計画的に進める

・英単語・新出漢字←自分ですべて復習することが前提

このようなところでつまずく子が多くいました。

定期テストでパッとしないと思ったら

①中学1年生のノートは親が見てアドバイスしてあげるといい

いつまでも親が見てあげる訳にはいきませんが、中学校入りたての子どものノートは一度全教科見てみるといいです。


中学1年生は、小学校用のノートから「大学ノート」へノートの使い方や種類も変わる時期です。
ノートを見直しても何が書かれているのか分からない状態になっていたり、プリントがぐちゃぐちゃに貼られている場合があります。

中学校では、約40人の生徒に向けて授業をしています。
学期末などに行うノート提出の時期になるまで、細かくノート指導できていない場合が多いです。

自分では、「黒板はしっかり写している!」と思い込んでいるので、

「復習した時に授業のことが思い出せるノート」となるようアドバイスしてあげるといいです!

きれいなノートを作る必要はないと思いますが、それで成績を落とされそうだったら、対策してみてください。(先生の評価は先生によって観点が違う・・・。)

我が子のノートも、プリントは折りたたんで重ねて貼ってあるし、板書は「タブレットに写してあるから~♪」といってほとんど書いていない!!
「ちゃんと、授業中に先生の言ったことも書いてるよ~!」と自信満々だったのですが、メモ状態で何のこっちゃっ!!という感じでした。

中学校教員時代、ノート点検では素晴らしいノートを沢山見てきたので、ちょっとがっかりしつつ・・・。
そんなキレイなノートはいらないから、せめて「自分の思考が分かるノート作り」はして欲しいと伝えました。

②英単語・新出漢字は全部やり遂げたか聞いてみるといい

小学校のテストでは、範囲も狭く、そこまでやらなくてもなんとかなっていたかもしれませんが、中学校の定期テストはいかにやり遂げたかで点数が変ってきます。

特に、英単語・新出漢字はどんどん増えていくので、定期試験毎に身に付けられると今後のためにも良いです。

勉強のやり方が分からず困っているようでしたら、単語や漢字を 読み上げてみてもいいかもしれません。
目標は、将来的に自分でてきるようにするためのお手伝い!
既に自分でできている子には必要ありません。


③ワークは答えを写していないか?提出期限に間に合うか?コソッと確認すべき

長いこと教師をやっていると、「写したワークや問題集」というのはすぐに分かります!
途中で間違えた箇所を作っていても、だいだい察しがつきます。
「終えている」ので突っ込みはしませんでしたが(笑)

でも、せっかくやるのだから、期日までに計画を立ててしっかりやり遂げた方が力になります。
そういう計画性も身に付けて欲しいものです。

我が子は数学のワークなど、一気にやってしまいたいタイプ。
理科などは一回解いておしまい。早く終わらせることが目的。
どんなやり方があっているか、分かりませんが、「計画性」ということを一度教えておかなくては!と思っています。

中1期末テストの後でもまだ間に合うかもしれません!
成績がつく前に是非。

④理科・社会の教科書は「範囲」の部分を解説してもらうといい。

理科・社会などはノートをさーっと見直して満足してしまう子もいます。
でも、教科書の図や脚注のようなところまでしっかり読んで再度理解するのが大切だと思います。
既によく知っている内容であっても、「教科書でかかれているどのようになっているか」というのを確認しながら復習させて、「説明してみて~!」と言ってみるのもいいと思います。
←人に説明すると頭に残るそうです。(中学校教員時代の研修で取り上げていました。)

更に、資料集や便覧なども範囲のところは全て読んだか。
中学生は、そこまで、手がまわらない子もいるようでした。


⑤数学に苦手意識を持たせない「勉強量の違いだから大丈夫!!←圧?」

数学は塾で先取りしている子が多くいます。
もともとできないわけでもないのに、既に解いた問題量の差が激しく「苦手意識」を持つ子がいます。

教員時代、そんな時には面談の時や相談された時に、「解いた量の違いだよ!」とアドバイスしてあげていました。
学校で配られた問題集があるのなら、全問分かるまで解く気合いを伝えてあげるといいと思います。

中1の勉強は親が口を出してもいい

思春期で親の言うことを聞かない子も出てくる年齢の中学1年生。
難しい時期だと思いますが、子ども達も問題を抱えています。

中1ギャップの引き金

①異なる小学校や先輩との人間関係

②負荷の増える勉強

③制服や部活や塾による生活の変化

ここで上げた①~③に耐えている子どもを優しく見守りつつ、②の負荷の増える勉強については、おうちでもサポートして軌道に乗せてあげられると不安が一つ減るのではないでしょうか?

中1の成績の声かけは慎重に

内申や成績のことばかり気にして声をかけてしまうと、逆にプレッシャーを与えることになります。


中学校では、毎年数名「テスト返却後の改ざん」という事件が起きました。
先生によっては、「赤ペンだけ出してテスト返し!」とか「全員分の答案コピーとっていますよ。」といって公平になるよう対策していました。


子ども達も、成績については深く悩んでいるようでした。

成績は急には伸びませんが、中学生は自分なりの学習のやり方を見つけられた子が伸びていくように感じています!!

教科書やノート・ワークの使い方を中学校1年生の1学期の間に理解して、コツコツ積み上げて、自信を付けて欲しいと願っています。

我が子もついに中学1年生。

中学校の教師をやっていた時に思ってきたことが母として実践できるように、

・「点数」のことばかり言わずに
・「計画」や「プロセス」が大切
・「目標を持つこと」
について、子ども達に言っていこうと思います!
(我が子のこととなると無理かな・・・。)

 

補足:公立学校で行っている中1ギャップ対策

公立の小学校と中学校では「小中連携」という取り組みが始まっています。
小学校高学年から教科担任制を導入したり、中学校の先生が小学校に教えに行ったりという話を聞いたことがあると思います。

学期に1回程度、学区内の小学校と中学校の教師で一緒に研修をしたりもします。
どれくらい功を奏しているのか・・・。
現場ではイマイチ実感がわかなかったのですが。
参考まで!!

1 小・中学校間の連携・接続に関する現状、課題認識:文部科学省


最後までご覧いただきありがとうございました。

\携帯依存も悩ましいですね・・・/