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旗当番は持続可能か?共働き世帯の小1の壁

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登下校時の交通事故をなくしたい。
共働き世帯の「小1の壁」の問題も悩ましい。
学校の校外担当役員として一人悶々と考えています。
PTAの役員は1年ごとに変って行くことが多いので、任期が過ぎ、自分の当番が去れば忘れていき、何十年も解決されぬまま同じ問いを繰り返し続けているのかもしれません・・・。
ブログにコメントをいただき、更に色々考えさせられました。ありがとうございます!

旗当番は持続可能か?共働き世帯の小1の壁

 

「旗当番は持続可能な制度か?旗当番は免除できない?」という記事を書いたら、反響がありました。

「休みが取りにくい仕事」「小さいお子さんがいる」方々が、悩みながら引き受けている現状があることも分かりました。

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「朝のこどもの居場所作り」始まる!朝の学童

先日NHKでも紹介された神奈川県大磯町の取り組みをご紹介します。
朝の学童は全国初の取り組みだそうです。
こどもより先に出勤せざるを得ない家庭にとっては「待っていました。」というサポートですよね。
↓↓↓

開門時間前に学校で待機する児童の対策として実施している、大磯町の朝の子どもの居場所づくり事業が令和4年6月3日(金曜日)にNHKで放送されました。

全国初!朝の子どもの居場所づくり事業が始まりました!/大磯町ホームページ

 

このような取り組みが全国的に広がると、「旗当番」ができない人もいるんだっ!って事実も世の中に広がっていくと思います。

 

「旗当番に事故の責任はなし」であって欲しい

旗当番に求められていること

旗当番に求められていることは、事故の防止か予防か。

2021年6月に千葉県八街市の通学路でトラック飲酒運転の交通事故が起きました。
学校に行ったまま、二度と子どもに会えなくなるなんで・・・想像を絶します。

朝も帰りも危険箇所にきっちり旗当番を配置すれば事故は防止できるのか。
そんなことはないと思います。

事故はどこで起きるか分かりません。

もし、旗当番を設置していない場所(危険箇所)で事故が起きたら、予測できたのに設置していなかったことも問題になるのか。

もし、旗当番をうっかり忘れていた日に運悪く事故が起きたら、当番の人は一生悔やむことになるのか。

もし、旗当番に立っていながら、目の前で事故が起きてしまったら「私が子どもの命が守れたかもしれないのに・・・。」とご近所の方と顔が合わせられなくなるのか。


もはや、一校外担当役員の範囲を超えて考え過ぎてしまいます。

 

そんなに重い責任をパッと配られた当番表で割り当てていいのでしょうか?

私は、旗当番にそんな重い責任を課してはいけないと思っています。

旗当番の目的は「事故予防の啓蒙活動=ボランティア」であって欲しいです!!

旗当番はボランティア気分ではダメか

「子どもの登校の姿を見守れた。」
「近所の子が挨拶を交わしてくれた。」
「地域の安全に貢献できた。」
こんな前向きな気持ちで取り組める制度ならいいのに。


やり方が甘いと、誰かに見られているとかニラまれているとか・・・。
そんな怖い制度に強制参加させられると思うと心が疲れます・・・。

旗当番がそんな怖い存在になっている地域もあるようですね(T-T)


一方で、幸せ気分で
「今日も子ども達を見守ります♡」
と前向きな気分で行っている方も多くいるようです。

 

旗当番の実際

他のブログも読んで、旗当番でどんな辛い思いをしたかをしりました。

下の子がいるのに小学校の旗振り当番を「絶対やって」と言われた!免除すらないってどうなの? (ママスタ) - LINE NEWS

 

小さい子がいるのに、免除できないって・・・。
「制度だから」やらなくちゃという人達で成り立っている制度・・・。
個人への負担はかなりのものだと思います。

小1の壁

「小1の壁」はワーママや共働き世帯の問題です。
「小1の壁」とは、保育園に預けていた頃よりも育児と仕事との両立が難しくなる問題のことで、主に放課後の「学童保育」について言われることが多いのですが、今回は「朝」の時間帯にスポットを当ててみます。

小学校に上がると「通学班・登校班」で登校する学校が多く、子どもの登校時間と自分の勤務時間帯がずれる家庭が多くでてきます。

子どもより早く通勤しないといけない場合は、対策を考えなければなりません。
子どもに鍵を預けるか、誰かに頼るか・・・。

私の地区は、朝7:45頃~と午後14時頃と16:00頃の合計3回セットが年に2回~3回ってきます。
(つまり、全部自分で行うとしたら、年2~3回の休暇をこれに使うことになります。見守り場所には年間6~9回立ちます。)

エッセンシャルワーカーは自分の都合で休みにくい

コロナ禍で「エッセンシャルワーカー」という用語がニュースで報じられるようになりました。
在宅が奨励される状況下でも出勤すべき人々という解釈であっていますか?

私は用語の意味がよく分からず、最初は「医療従事者を指す言葉」かなあと思っていましたが、介護士・保育士・公務員・教員・小売り販売業者・第一次産業従事者・運輸物流従事者・インフラ事業者等を指すそうです。

↓参考にしたブログ

エッセンシャルワーカーとは?該当する職種・注目される背景・支援事例をご紹介 |HR NOTE

 

コロナ禍でも病院は閉められないし(むしろやるべき事が沢山・・・)、お店が全部閉まっては生活ができなくなるし。
看護師はシフトが組まれているとのことですが、人手が減ってしまうとお休みが取りにくいとのことです。

有事の際も、エッセンシャルワーカーは勤務を余儀なくされる・・・。

教師もエッセンシャルワーカーとして職業に名を連ねています。
つまり、学校はどんな状況でも続けて欲しい場所。


教員だった私にとって、平日のお休みは大変貴重でした。
体育祭の後のせっかくの振替え休日に旗当番をやるのはため息ものでした。
先の予定も考えて子どもの授業公開日や保護者会の日もお休みを取らないことが多くあったのに、少子化でほとんど人の通らない通学路に立たされているのも納得いかない気分でした。

ただ、「当番のために社会的に休みが保証されるなら」旗当番は私にとって旗当番はイヤな仕事ではありません!!
今は、「自分のお休み」として旗当番を引き受けています。

共働き世帯は増えている=旗当番は持続可能か?

厚生労働省HPより/

図表1-1-3 共働き等世帯数の年次推移|令和3年版厚生労働白書ー令和時代の社会保障と働き方を考えるー|厚生労働省

上の表からも、共働きの家庭が増えていることが分かります。
勤務体系は様々でしょうが、このご時世「旗当番」は持続可能な制度なのかと考えてしまいます。

でも、保護者が「見守り」を放棄してしまったらどうやって地域の安全を守るのか。
う~ん。

答えを出す必要はないかもしれませんが・・・

何十年も前から同じような制度でやっているのであれば、時代と共に変える時期がきていると思います。
もう既に、持続不可能な気がしてなりません。


本来は、子どもに関わり安全を守る前向きな仕事のはず!!

旗当番制度から考えたこと

 

①通学路や安全対策については、役員だけで話し合っていても意味がない! 毎年同じ内容を蒸し返しているだけ。 
→学校と行政も一緒に話す場を作る。どういう形ならやっていけるか!!

②学校と保護者のできることは「安全教育=啓蒙活動」である。
→事故を実際に止めることまで望んではいけない。

③旗当番は「ボランティア活動」
→苦しみながら義務感でやるものではなく、やることで自己肯定感が高まるような活動であって欲しい!

「旗当番のための休みを確保しやすくする」
「小さい子のいる家庭は免除」
「こどもと一緒に家を出られる」
など設定に工夫が必要。


少子化が進んだ地域は旗当番がどんどん回ってくるようになる。
少子化以前と同じような制度ではできない。

 

⑤個人情報保護の問題もある
→住所を使って旗当番を設定する役員業務の限界

「通学班」の問題とともに考え続けて行こうと思います。

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