いよいよ卒業・進級シーズンですね。
春休み、子どもに本をたくさん読んで欲しいと思っています。
元国語教師として実践してきた「本の探し方」を紹介します。
準備するものは「国語の教科書」だけです!
これから小学校入学という方にも、何冊かこのブログで紹介いたします♪
子どもにどんな本を読ませたらいいか【国語教師による本の探し方】
教員時代、しっかりと読書活動の推進をしていたと思っております。
(しかも、「教科書」を使うという楽な方法で♪)
子どもにどんな本を読ませたらいいのか
教科書に紹介されている本!!
(オススメの理由:国語教育界でも著名な方々が編纂した教科書で紹介されている!)
出版社は違えど、国語の教科書を見ると「どんなおはなしかな」とか「本の世界を広げよう」というコーナーがきっとあります。
そこのコーナーで紹介されている本は学年にも対応しており、間違いがありません。
例えば、光村図書の小学校1年生の国語の教科書では、
鉛筆の持ち方より前のページに6冊の絵本が紹介されています。
\光村小1の教科書に紹介されていた本/
学校教育ですから、色々な興味がある子がいることを前提に様々なジャンルの本が紹介されていています。
新学期、教科書が配布されるのは、だいだい4月15日前後でしょうか?
(地域や学校によって違うと思いますが。)
是非、お子さんの国語の教科書を開いてみてください!
そして本の紹介のコーナから何冊か選んでみてください。
子どもにどのように読ませればいよか
未就学児や低学年は「読み聞かせ」がおすすめです。
秀才の育て方で有名な佐藤亮子さんは、「絵本を1万冊読ませる」ことを目標に幼児期の子育てをされたそうです。
そこまでは無理でも、できる範囲でたまにはできたら子どもとの時間もできてステキだと思います。
学年が上がり、自分で読み始めるようになったら、
なんとなく家に本を置いておくのがおすすめ。
「教科書のここのページに載っている本だよっ!」と伝えると案外読むものです。
様々なジャンルに触れさせるためにも、目に留まるように本を置いてみるといいです。
子ども達は、自分たちで探してくると「かいけつゾロリ」シリーズか「おしりたんてい」ばかり読んでいました。(それでもいいけれどっ!)
\親が紹介しなくても読みたがる本/
また、その時節にあった本があれば、教科書にはなくとも紹介します。
例えば、今日は3月10日。
東日本大震災の1日前です。
\岩手県大槌村にある「風の電話」のおはなし/
また、ウクライナでは悲く辛い日々を送っている人達がいます。
\ウクライナ民話/
本を通して、世の中のことも子どもと一緒に考えることができます。
せっかく探してきても読まなかったら・・・
個人を本には相性があります。
全ての本を読めなくても大丈夫です。
教科書に紹介されている本がいいのは、様々な種類の本が紹介されているということでう。
今すぐに手に取らなくても、いずれ「読んでみようかな」というものに出会えると思うので、さりげなく本を家に置き続けて欲しいと思います。
(置き続けようと思います。)
親も絵本や子どもの本を読んでみる
私は「こども向けの本」なんていうものはなく、誰が読んでもいいものだと思っています。
現に、絵本を読んでいた時は、自分のために買った本のように感動しながら読むことが多かったです。
今回も、中学校1年生の教科書で紹介されている本を借りてきました。
全て読もうと思っています。
私も今日、また図書館に行ってきました。
昔読んだ本は、結構忘れてしまっています。
今日借りた本は3冊。
教科書に載っている「光村中1本紹介」のリストを見せたところ、
小6の息子は「素数ゼミの謎」に興味を持ちました!
小4の娘は「西の魔女が死んだ」読んでみたい!とのことでした。
そして、私は「穴 HOLES」を読んでみたいと思っています。
「穴 HOLES」は、アメリカに住む今の教え子達のオススメの本です。
「日本語じゃないけれど、英語で読みました!おもしろいですよ。」とオンライン授業中に教えてもらったので、図書館で見つけて早速借りることにしました。
しかし、我が家の現状は・・・
つい先日スマホデビューを果たし、今の所、その楽しさにはまり活字なんて見向きもしません。
「本を読む子は賢く育つ!」なんていうことが良く言われています。
本は是非とも読んでもらいたい。
そこで、我が家のスマホルールには「本を読むこと」というのを付け加えました。
↓スマホのアプリに「ビブリア」というのがあり、読んだ記録を取ることにしました。
さあ、中学1年生までにに何冊本が読めるのでしょう?
\1歳の頃/
\2歳の頃/
\5歳の頃/
司書教諭の先生へのお願い
学校も新年度に向け、体制作りがスタートする時期だと思います。
また新年度には「選書」作業も行うことでしょう。(予算がつくか・・・)
私の勤務していた学校は異動した初年度、教科書で紹介されている本が学校の図書室にありませんでした。
そこで、図書整理委員さんと相談し、少しずつ増やし同校7年間在任中に教科書で紹介された本はほぼ網羅することができました。
公立中学校教師という立場を離れ、親としても教科書で紹介されている本は学校の図書室にあって欲しいと思います。
担任の仕事もフルでやり、且つ図書室の管理も任されて大変なことと思いますが、(本来だったら、少し授業数を減らしてもらうべきですよね・・・)、是非教科書で紹介されている本を学校の図書室に置けるよう「選書」よろしくお願いいたします!!
最後までご覧いただきありがとうございました。