母が動けない!
もう80歳に近い高齢の母と父。
いずれはやってくるだろうと構えてはいましたが、
介護(とはいいたくないけれど)、その日は突然やってきました。
高齢の母とお料理【介護とはいいたくないけれど】
料理はやっぱり母の味♡
フルタイムで働き実家の近くに移り住んだ私は、大人になってからもしょっちゅう母の料理を食べていました。
そして、孫達もばぁばの味で大きく育ちました。
近年教員を退職し、真面目に料理を始めたのですが「おふくろの味」が再現できない!!
「お醤油はぐるっと、適当よ~!」
「台所はがやっておくからいいわよ。」
長年の勘をいかし、感覚で料理をする母。
料理が好きで、なんでも作ってくれる母。
私は、「母の秘伝の味」を習得できずにいました。
在宅オンラインのお仕事がメインとなった私の手料理の日が増えて、子ども達は「ばぁばのお料理が食べないな~♡」という始末・・・。
母が動けない!その日は突然に・・・
\家事が大好きな母/
「お母さんが転んだ」
動揺した父から突然携帯に連絡が入り、実家にかけつけました。
頑固な母は「救急車は呼びたくない。」とのこと。
抱えるように母を車に乗せ、病院に連れて行きました。
車椅子に乗り痛みのためにほとんど動けていないのに、病院では「大丈夫です。」と痛み止めだけをもらって帰った1日目。
痛みの原因は骨折ではありませんでした。
母も父もは3日くらい休めばすぐに動けるようになると思っていたのだと思います。
結局、2回ほど検査のために通院し、痛み止めを処方していただいたのみで1ヶ月間堪え続けています。
介護用電動ベッドや手すりを探しに行く
母は父の介助なしでは起き上がることもできずにいました。
「ベッドがあれば起き上がれるかもしれない。」と。
その日は手すりだけネットで購入し、ベッドは先送りとなりました。
その後、通院のための「民間救急車」や「介護タクシー」を探していたら、市役所とつながりました!
なんと、すぐに駆けつけてくれて、レンタルベッドの手配もしてくれました。
心強かったです。
「介護」という言葉には、母娘共に抵抗があったのですが、動けなくなった時点で市役所の「高齢者福祉サービス」に問い合わせればよかったのかもしれません。
介護保険の適用は審査から1ヶ月後くらいとなります。
我が家は、自費ベッドとトイレ用の手すりをレンタルすることにしました。
\立ち上がり補助の手すりはこちらをネットで購入/
こんなおしゃれなベッドではありませんが・・・
高さがあったほうが、起き上がりが楽になるようです。
高齢の母とお料理
治療が始まれば、またいつも通りに動けるようになると信じています。
お惣菜も買わず、冷凍食品やインスタントも食べない母が、自分でお料理ができなくなりました。
今は、この現状を受けとめることで必死です。
時間があれば実家に行って元気を届けようとしていますが・・・
押しつけになっているかしら?
母の料理は2時間コース
これを機に、「ばぁば料理教室」というのを始めてもらいました。
母は椅子に座って指令を出します。
できることは、立ち上がって一緒にやります。
(今は、ふきんを絞ったり、切ったり混ぜたりもできません。キャップのふたも開けられないです。)
母の料理は、「もやしの芽をとる」「煮干しの頭とはらわたを取りだしをとる」「野菜は下ゆでする」などなど、時短料理中心(クックパッドなどをよく見ます)の私とはやり方が全く違います。
品数も多く・・・。
私の手際の問題もあると思うのですが、5時から始めて夕飯スタートが7時になることも!
昭和の専業主婦、恐るべし!!
母の味を習得中
週に何回か、子どもを連れて実家に行き、「ばぁば料理」を作ります。
子どもも母も父も元気になるかけがえのない時間。
(帰りの遅いパパの分はタッパーに入れて持ち帰ります。パパさんごめんね~。)
先日は「春巻き」を作りました。
母の独自進化を遂げた「春巻き」は、どこへ行っても食べられません。
こういうのを「家庭の味」というのでしょうね。
残念なことに、1回作っただけでは覚えられない私。
メモを取ればいいのですが、「つぎに肉を入れて お醤油 色をみながらねっ。」という分量をどうやって書いておけばいいのか(笑)
しばらく修行して体得するのがよさそうです。
介護とプライド
人に頼ることを嫌がる母。
痛さやつらさを我慢して、通院の日以外は一歩も家から出ずに過ごしています。
お風呂にもずっと入れていません。
(体調のいい日、立ったままシャワーを浴びているとか・・・。)
外を歩けば、杖をついたり、シルバーカーを引いて、ゆっくりで自分の足で歩く高齢者がいます。
前向きに生きていて、いいな~と思います。
新聞を読む気力も失い、ただ痛みに堪える日々・・・。
「ばぁばお料理教室」と言えば、人に頼るのを嫌がる母のプライドを傷つけずに、winwinの関係でお食事のサポートができそうな気がしました。
近況報告でした。
\鳥居りんこさんの介護本/
鳥居りんこさんの介護体験の本を3冊まとめて一気に読みました。
私のブログは「迷って決めて進む!”マヨ決めGO”」というネーミングですが、これから先も迷って迷って、決めきれないことが沢山でてくるのだろうなあ・・・と、思いながら読んでいました。