内申対策は普通に授業を受けて提出物を出しているのではダメなんでしょうか。
先生のお気に入りじゃないとダメなどの都市伝説まであります。
テストで90点取ったのになぜ「4」なのかなど、納得いかない内申点の攻略の鍵を解説します。
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内申対策って普通に授業受けて提出物をだしているんだじゃだめ?
内申や成績の付け方の謎は深まるばかり。
いったいどのアドバイスを信じたらよいのでしょうか?
毎回真面目に授業を受けて提出物も毎回出していても「4」になるとか、先生のお気に入りじゃないと「5」はとれないのが現実だとか、テスト90点なのになぜ「4」なのかという疑問の声も上がっています。←X(旧Twitterより)
理不尽な成績をつけられている現実も見えてきました。
元中学教師の立場から、この問題についてお答えします。
90点以上かつ授業態度も提出物も良いのに「4」?
内申点に直接響く各教科の成績はどのようにつけられているのでしょうか。
成績の付け方は、2021年に変更があり現在はどの教科も次の3観点で付けられています。
・知識・技能
・思考・判断・表現
・主体的に取り組む態度
「知識・技能」の部分は、定期テストの点数で評価を算出することが多いです。
よって、90点を超えていれば、「非常に優れて達成している」と言えるので「知識・技能」はA評価となるでしょう。
しかし、テストの点数だけでばなく「思考・判断・表現」や「主体的に取り組む態度」という目に見えない部分も評価に含まれているのです。
↓東京都の調査書
「主体的に取り組む態度」は、その教科が得意でさらっとできてしまうより、点数が取れなくても頑張りをみせている子がA評価を取ることが大いにあり得ます。
また、もうひとつの観点「思考・判断・表現」は、制作物や実技などを見て評価をつけるのですが、先生の主観が大いに影響してくる部分でもあります。
評価の材料(ノート、作文、作品、発言回数など)も先生の裁量によって決められており、明確なルールはありません。
90点以上かつ授業はおとなしく聞き、提出物も期限内に出していてなぜ「4」なのか、この答えはネットで調べても出てきません。
なぜなら、全国で成績の付け方が決まっているわけではないからです。
100人先生がいたら、100通り近い付け方があると言っても過言ではありません。
納得がいかなかったら、シンプルに「担当の先生に質問する」といいと思います。
内申対策って何をすればいいの?
内申対策とは、評価の付け方のブラックボックス部分を理解することです。
そもそも、評価の付け方が、学校や先生によって違うのですから、日本中に流れているうわさに流されていても意味がありません。
「評価する先生が求める達成すべき目標は何か」という部分を理解できるかにかかってきています。
内申によって、受験に影響がでてしまうかもしれないと心配している方はたくさんいます。
先生たちも成績の付け方に振り回されている現実
この不安を汲んで、学校側はより評価の透明性が増すように、新年度のできるだけ早いうちに、「この教科はここを重点的に見ている」「これができれば達成」という基準を明確に示すべきです。
「先生のお気に入りでなければ5は付かない」などのうわさがまことしやかに流れないようにしていくべきだと思います。
高校受験に影響する「内申点」は、学年末の評定になります。
つまり、1学期だけ頑張ってもダメだし、逆に1学期に失敗しても、2学期と3学期でリベンジできればいくらでも取り返すことができます。
もし、今回の成績が思うような結果がでていなかったら、どこが足りなかったか質問をして、次の学期に備えてみましょう。
\内申点のモヤモヤ対処法はこちら/
追記:私は成績をできるだけ透明化したいと考えていたので、主観を交えなければならない評価は避けてきました。
我が子の成績も、定期テストの点数と乖離したようなびっくりしたような評点をつけられてきたことはないです。
もし、Xなどで挙がっているような、「納得いかない評点」がつけらてれしまった方がいれば、是非コメント欄にお願いします!実態を知りたいです。