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「2月の勝者」”子どもの化学反応”は実際の教室でもある!

「2月の勝者」子どもの化学反応は実際の教室でもある!

二月の勝者にはまっています。
受験生の子どもも一緒に見ています。
今回は「子どもの化学反応」というテーマで記事を書きます。

 

「2月の勝者-絶対合格の教室-」日本テレビ土曜ドラマから目が離せません。
私が注目しているのは「子どもの化学反応」!

 

✬この記事は16年間の教師経験をもとに書きました。

www.yumimamanchan.com

「二月の勝者」に見る子どもの化学反応とは?

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一人では引き出せない力や能力が友達の力で引き出されることを「子どもの化学反応」として例えています。


2月の勝者に登場する、上杉海斗君は模試の偏差値は57。
日能研予想R4(合格可能性80%の偏差値)では、開成の偏差値は72。
基本的には、超難関校である開成に手の届かない偏差値です。

彼は、友人の島津順君の存在によって、やる気を引き出され「開成合格」を心に決めます。
家庭環境により、一時は受験すら諦めようと思っていた島津君も、上杉君というライバルによりもう一度奮い立ちます!
ドラマの中だけの話ではなく、本当にそういうこともあり得ます。

受験生の我が子も、塾のお友達の存在に助けられています。
競い合ったり、一緒に落ち込んだり。
「なんで受験なんてしているのか・・・」と帰りの電車で哲学してみたり。
通塾友達と、こんなことを話していたということは後で知りましたが、この深い悩みのあと、国語の成績がアップしました。友達と一緒に考え、悩み哲学したりすることも大切。

「2月の勝者」では、女の子同士の化学反応も描かれています。

 

天才肌でくったくないキャラクターの直江樹里ちゃん。
遊び感覚で算数の難問を解くことができます。
しかし、ちょっとガサツな面もあります。

一方、字が上手で勉強も出来たことから女子グループに目をつけられ、不登校になってしまう柴田まるみちゃん。
ガラスのハートの持ち主ですが、何事も丁寧に成し遂げることができます。

 

第6話では、この2人が見事ぶつかり合い、化学反応を起こしました!
そして、かの有名なシーン「まるみは伸びしろしかないじゃん!!」と言い合う場面が出てきます。

自分の生き方にあった中学校を目指して努力するタイプの違う二人。
塾では、小学校生活では出会えなかった友達と巡り会うことができました。
小学校や地元の中学校というのは、まだまだ狭い世界です。
行動範囲を変えることで、自分にあった人と出会えるというのは実際にもある話だと思います。

自分と違うタイプの友達と出会い、自分にない所を尊敬し、友情を育んだ素敵なシーンになっています。
実際の中学校生活でも、似た子同士でくっついている大人数のグループの子たちより、違うタイプなのに一緒にいる子の方が本当の友達のように思いました。

実際の公立中学校における「負」の化学反応

「2月の勝者」の子ども同士の化学反応は素敵です!
家族や先生では引き出せなかった潜在能力を子ども同士で開発していくのです。
そして、お互いに立派になっていく。

 

しかし、化学反応は「負」の反応もあります。
教師は、クラス替えの時この部分の気を配ります。

もし、ベクトルが「より悪目立ちするのがかっこいい」という方向に向かっていたら・・・。
A君は心がむしゃくしゃしていても、善悪を考えて我慢するタイプ。
心のままに叫ぶB君と同じクラスになり、その生き方の方がかっこいいと考えるようになり”結合”する。
一人だったら、別に回りに害を及ぼすようなことをしなかったA君は、B君とくっついたことでたがが外れてしまった・・・。

このようなことも実際に起こりました。
これは、学校にとっては負の連鎖でした。

「この子とこの子が一緒になると、良くない方向に行くかもしれない。」
というのは、「この子とこの子が一緒になると良い方向に行く!」というのと同じくらいに予想がつきます。

「正」の化学反応を授業でおこそうとしている公立中学校

現在、「アクティブラーニング」とか「主体的な学習」というキーワードで教育改革が進んでいます。
これは「正」の化学反応が授業中に起こることを期待しているものです。

それぞれの知識や発想から授業内容を膨らませて、授業内容を深めていく。
先生は一方的に教えずに生徒の方向付けをするというもの。

実際やってみて・・・
意外と困難でした。
うっかりすると、もとの知識が足りておらずなんの反応もおきなかったり、「負の反応」の方が引きずりだされそうになってしまったり・・・。

個人個人が地道に基礎を固めているからこそ、授業の中での化学反応は起きるのではないかと思います。
公立中学校の場合、毎時間「話し合い活動」にこだわっていては確実に学力低下を招くのでは。(毎時間はやらなくて良いという流れになっています。)

家庭学習まで、地道な計算や漢字練習ではなく「自分の興味のあることを調べてノートに書く」という方向の学校もあります。
学習の基本の「読み・書き・計算」はどこへいってしまうのでしょう。
「個が確立してこそ」の「化学反応」なのです!
まずは自分特有のそして自分自身の能力としての「純」なる部分を鍛えよ。

子どもの化学反応が発揮される場所

公立中学校では、行事の中で素敵な”子どもの化学反応”をたくさん見ることができました。
体育祭・合唱祭では、どんどん目を輝かせて行事に燃えていくこども達に感動しました。
一人だったら、経験できなかったような感動を味わうことができたことと思います。

また、中3を担任した時の朝の教室を忘れられません。
不登校だった生徒が、将来への希望をかけて公立高校への受験を決意しました。
出席日数や内申も足りておらず、困難な挑戦だったのですが、それに心を動かされた仲間が何人もいました。

中1・中2と昼夜逆転生活だったその子は、朝の学校で勉強することを決めました。
すると、その子に刺激され、朝学校で勉強する子がでてきました。
応援したくて、学校に早めに来る子もいました。

一人では負けてしまいそうなとき、友達の力は威力があると感じた出来事でした。
一人では無意味だと思えたことも、だれかが一緒にやることで意味がでてきたり、やり遂げたことで自信がついたり。


親や先生では、できない何かを、これからも友達と見つけて欲しいです。
辛い時は友達と乗り切り、いい化学反応をいっぱい起こして欲しいです。
そのためには、素敵な環境に向かって自ら歩み続けることが大切だと思います!