一大イベントの席替え。
席替えにはどんな思い出がありますか?
お子さんの学校ではどんな席替えをしているのでしょうか?
是非、話題にしてみてくださいね~。
席替えあるある【先生の立場から】
席替えあるある その1(席替え前後)
1.その日の朝から生徒がそわそわしている
2.席替え終了直後、ブーたれる子数名
→期待が大きすぎ(笑)顔には出さないという約束は守れない。
3.「また同じ班だね~♡」という明るい女子の声
4.「次の席替えいつですか~?」とすぐに次の席がえをお願いする子
→「給食当番が全班回ってからだから6週間後ね~。」私の勤務していた学校は席替えの回数を学年でルールとして決めていました。
5.相性が悪い子同士が近くの席になってしまった(;゚ロ゚)
→教師は、次の席替えまでうまくやってほしいと祈る。
席替えあるある その2(班長や学級委員で決定する場合)
1.子ども達の持っている情報が多すぎて決まらない
→男女の割合を均等にして班を構成するのは意外と大変!
2.生徒同士の恋愛事情が先生にばれる
→隣の席を決める時などに、話題に上る。
クラスのLINEグループなどでの担任が知り得ない情報は、席替えの会議などの時にキャッチしました。フフフ。
3.最初は決定権のある班長達が自分の都合を優先して席を決めているが、最終的には自分の希望を一番後回しにする。
→いい子達です!!自己犠牲の精神!?ブレずに最初から最後まで、クラス全体のことを考えて提案する子、真のリーダです!!
4.発表まで内緒のはずが、翌朝情報が漏れていることがある。
→いち早く知りたい子に脅された!?班長大丈夫か!?
5.「次は先生が決めてください!」ということになることもある。
→調整お疲れ様でした。
席があるある その3 席替えの方法のバリエーション
1.くじ引きやあみだくじ
2.班長や学級委員を中心とした決め方
3.ご対面(最近あまり聞かない)や自由席
4.先生が決める
5.席替えメーカーアプリ(新しい!!)
席があるある その3 席替え後の苦情
1.見えにくいので前の席にしてくださいという申し入れ
→席替え前の申し出は、一応許可。
前を希望する子が多いクラスの時は「視力検査の結果はどうだった?」と話をしてやんわり断る。
2.クーラーが直撃する・クーラの水が垂れてくる
→場所によっては空調が直撃する席がある。逆に窓側は空調が効かなすぎる場合がある。また、クーラー真下で水が垂れてくるという被害?もありました(゚Д゚)
席によって、暑い!寒い!があるのが学校です・・・。
3.黒板やテレビが見えにくい(視力以外)
→前の子が大きい・黒板に太陽の光が反射する。席をずらしたり、カーテンを閉めたりして対応。テレビやモニターに関しては、もっと全員が見やすくならなくては困るな~と常々思っていました。
4.机がガタガタする
→床が平らではない席もありました。紙を敷く。
5.先生の真ん前の席は勘弁!!
→先生の真ん前は「灯台もと暗し」で意外と見落としてしまったりする。(基本360度の視野のつもりですが・・・。)
前の席は、大人気だったり、大不評だったり。
(「え~!!前の真ん中~!!」とイヤそうに大騒ぎするわりには嬉しそうだったりする♡素直に喜べばいいのに。)
※すべてが思い通りにならないのが学校生活です!でも、改善してよ~っていうのはありますよね!!
先生のお仕事:席替え
座席表作り
席替えの後、私は「座席表」を作りました。
中学校は「教科担任制」なので、色々な先生が入れ替わり立ち替わりクラスへきます。
座席表は「教卓」のところへ貼っておきました。
(後ろの壁に大きく貼る先生もいましたねっ!)
また、席替え直後は「集配係」が物を配るとき、だれがどの席だか分からなくなります。
そんな時には「座席表」があると助かります。
作るのは先生ではなく、係の仕事としているクラスもありました。
座席表の工夫
・難しい名字でも間違えないようにふりがな入り
・男女で色分け(今は「さん」で統一する先生も増えていますが、「君」「さん」を間違えないように。)
・班も書き込んでおく。
・班の仕事分担も書き込んでおく。
席替えの思い出
一番前の真ん中の特等席に2回連続で座ることになったH君。
(面談の時にお母さんからお願いされました。)
最初はイヤそうでしたが、小さい声えこそっと教えることができて、ノートがしっかりとれるようになりました。(各教科の先生も対応してくれました。)
また、帰りの会の時も机のチェックができて、机の奥にプリントがつまりっぱなしにならなくなりました。
次の席替えがくると、「また前の席でいいよ~!」なんて言っていたのが懐かしいです。一番前の席は特等席だと思います♡
席替えの日の教室中がワクワクしている雰囲気♪
みんなの期待の大きさ。
中学校の席替えはいつも「特別な日」、先生にとっては「気疲れのする日」でありました(^.^)
\中学生のスマホ事件簿:本当にあった話/
\この記事を書いたのは、元中学校の先生です!/