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埼玉県に浦高あり!日本の男子校はなくなっていくのか?

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「埼玉の県立高共学化」により、名門浦和高校が共学化するかもしれない?

男子校だからこその浦和高校!というのが、浦和高校を身近に感じてきた私の感覚です。文武両道で東大生を多く輩出するシステムは伝統男子校ならではなのかも?

埼玉県教育委員会が8月末に方針を出てしまう前に埼玉共学化反対の声を上げておきたいと思います。

埼玉県に浦高あり!日本の男子校は滅亡していくのか?

埼玉県の別学高への共学化勧告、これは私立高校にも波及していくのでしょうか?

男子高や女子校は、今後どのようになっていくのでしょうか?

 

まずは、埼玉県外のみなさんに「浦和高校」とはどんな学校が知って欲しいと思います!(私は浦和第一女子高校出身、主人は浦和高校出身 愛校心を込めて記事を書きます。)

埼玉県立浦和高校は、東京大学合格2024東大合格ランキング13位

中学受験が過熱している昨今、東京大学合格ランキングの上位高には、中学受験で名前を轟かす開成や筑駒や桜蔭などの有名校が名前を連ねています。

でも、このランキングの中で、おそらく中受サピックス勢があまり知らないであろう学校が13位の「浦和高校」

こちらが、埼玉県共学化の渦中の埼玉県名門の男子高「浦和高校」なのです。

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2024年 東京大学 合格者高校別ランキングをこちらに掲載します。

1位 開成(男子校):149(現役117)名

2位 聖光学院(男子校):100(現役86)名

3位 灘(男子校):94(現役71)名

4位 筑波大学駒場(☆国立 男子校):90(現役69)名

5位 西大和学園(共学):71(現役53)名

6位 渋谷教育学園幕張(共学):64(現役51)名

7位 桜蔭(女子校):63(現役52)名

8位 日比谷高校(★公立 共学):60(現役52)名

9位 麻布(男子校):55(現役38)名

10位 海城(男子校):49(現役42)名

11位 栄光学園(男子校):47(現役37)名

12位 浅野(男子校):45(現役37)名

13位 浦和(★公立 男子校):44(現役25)名

13位 横浜翠嵐(★公立 共学):44(現役37)名

13位 駒場東邦(男子高):44(現役36)名

16位 早稲田(男子高):43(現役37)名

16位 渋谷教育学園渋谷(共学):43(現役36)名

18位 ラ・サール(男子高):37(現役24)名

19位 筑波大附属(☆国立 共学):36(現役28)名

20位 久留米大学附設(☆国立 共学):32(現役25)名

出典:2024年 東京大学 合格者 高校別ランキング 合格数順 | インターエデュ

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ランキング上位校は男子校が目立つ

今回使ったデータ「2024年 東京大学 合格者 高校別ランキング」は、20校中12校が男子高です。

全国的に共学化の流れであっても、伝統校は別学のまま各校の個性で輝いているように感じます。

「開成」「麻布」「武蔵」そして、ランキング20番台唯一の女子校「桜蔭」にも共学化問題が持ち上がる日がくるのでしょうか?

私立は、各学校の教育理念・教育方針のもと成り立っているので、共学化しなさい!という勧告が出される心配はないと思われます。

なぜ、埼玉の名門「浦和高校」は共学化の勧告を受けたのか

埼玉県立の男子高校が女子が女子であることを理由に入学を拒んでいる事。

女子の入学は当然認めるべきだ。

女子差別撤廃条約に違反している事態は是正されるべきだ。

出典:埼玉県男女共同参画苦情処理委員による勧告について - 埼玉県

上記の苦情が埼玉県民から寄せられたことがきっかけのようです。

公立高校だからこそ、男女公平にしなければならないという前提があるようです。

2023年8月「早期に埼玉県公立高校を共学化すべきだ」という勧告が「埼玉県男女共同参画苦情処理委員」よりなされました。

しかし、埼玉県の公立高校の共学化問題は今回が初めてではなく、20年前にも同様の議論が起きています。

 

「高校生活の3年間を一方の性に限ることは、人格形成からも、また男女共同参画社会づくりの視点からも問題である。高校生という多感な時期に、異性と真剣に向き合い共に協力し合って問題を解決していく体験こそ重要である。公立の高校として、男女の性差にとらわれることなく、個人の能力・個性を発揮していくため、男女別学校の共学化を早期に実現する必要がある。」

出典:埼玉県男女共同参画苦情処理委員による勧告について - 埼玉県

高校3年間という多感な時期を、男女別々に過ごすのはよろしくない。という趣旨の議論を、埼玉県の県立高校だけでなく、全国単位で物議を醸してみたらどういう結果になるのでしょうか?

・・・

浦和高校、浦和第一女子高校、川越高校、川越女子高校、春日部高校、春日部女子高校、熊谷高校、熊谷女子高校、松山高校、松山女子高校、久喜高校、鴻巣女子高校の12校は、

長い歴史と伝統を持ち、県民の高い評価と在校生、卒業生、保護者、あるいは地域住民の根強い愛着があり、強く支持されている

出典:埼玉県男女共同参画苦情処理委員による勧告について - 埼玉県

これは、20年前の議論の時からも変わっていないと思います。

こんなに、共学化に反対意見がでるのは、やはり「浦和高校」の存在感ゆえであると思っています。

公立高校でありながら、色々な選択肢があるのは素晴らしいことなのではないでしょうか。

男子校のメリットとデメリット

男子高は、大学入試に強い!!

これは、東京大学合格者高校別ランキングを見ても感じます。

なぜ、男子高が東京大学への進学率が高いのか。

それは、「高校入試時点で東大を視野に入れて入学しているから」でしょう。

周りも、同じような考えの生徒が多く、高校生活を楽しく謳歌したとしても、進学先は浪人しても東大へ!というような文化があるように思います。

多感な時期に、女子を気にせず、過ごせるというはデメリットでもあり、メリットともなり得ると思っています。

 

\名門男子高にありがちな、高校生活の過ごし方・・・

 学生時代は何かに打ち込んだり、意外とはちゃめちゃ?
 だが覚醒後がすごい!!高校時代自由を謳歌が成功の秘訣かしら・・・/

↑これは過去の話で、今は、浦高や筑駒なども真面目な子が多いようですね。

 

さて、ここで子育て中の方々に質問します。

男子校や女子校の別学と、共学 どちらに進学させたいと思いますか?

そこはあまり考えず、学校の伝統をとりますか?

 

 

 

共学化したら浦和高校はどうなるのか?

浦和高校といえば、「文武両道」というイメージが強いです。

そして、「古河マラソン(古河マラ)」という約50キロのコースを時間内に完走しなければならないという伝統行事が有名で、浦高生にとっては忘れられない行事となっているようです。

強歩大会 - 埼玉県立浦和高等学校

共学化したら「協力してみんなでゴールを目指そう」などという旨趣に変わってしまいそうな気がします。

男女共同参画とは、どんなことを目指せばよいのでしょうか?

東大への進学率といい、文武両道の気質といい、浦高を創ってきた要素の一つ一つは、共学化によって全く違うものになっていくと思います。

また、1950年頃から共学としてスタートしている大宮高校との関係性も気になるところです。

日本の男子校はなくなっていくのか?

浦和高校に限らず、日本の男子校が人気が高いのは、「受験ガチ勢から支持し続けられているから」だと考えています。

選ばれ続けている理由は、「伝統の力」も大きいのではないでしょうか。

就職の時に、大学名より高校名が通ったなどの話を聞くこともあります。誇り高き学校は、OBやOGの力も強いのです。

ここで、伝統が変わってしまえば、徐々にその学校を選ぶ層も変わってくると思います。

 

現在頭角を現し始めている、「渋谷教育学園渋谷」。

ここ数年で偏差値は跳ね上がり、選ばれる学校となっています。

 

「伝統の力」に頼るのか、時代の流れにのって生まれ変わるのか。

今は、まだ「伝統」を大切にした学校も存在し、両方が選ばれる時代であるように思っています。

焦って共学化への結論を出し、現在通っている生徒や愛校心を大切にしているOB達の思いを大切にして欲しいと思っています。

※浦和高校出身の主人は、もう卒業してしまったから特に意見はないという立場だそうです。私とは違うわ・・・。

ゆみママの主張

埼玉の男女別学は埼玉の文化だ!

・埼玉県の男女別学は、歴史的にもおもしろい特色がある。

・浦和第一女子高校は当時の判断で敢えて女子校として残されたのではないか。

・地元に根付く浦和一女。教育水準の高さで有名な浦和市岸町の地域のイメージアップにも貢献している。

・明治33年から続く、伝統ある女子校で卒業生も一女を大切にしている。

・生徒達は固定観念のジェンダーなど気にないリーダー性あり。

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