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3〜5歳、「いい子」になったときに少し立ち止まりたくなる理由

※当ブログでは、実際に使ってよかったもの・体験したことを中心にご紹介しています。
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聞き分けがよくなって、ほっとした頃

イヤイヤ期を越えて、
少し落ち着いてきた3〜5歳。

前はあんなに大変だったのに、
最近は親の言うことをよく聞いて、
周りからも
「いい子だね」
と言われるようになった。

それが、とてもうれしい。

でも、
聞き分けがよくなりすぎたように感じるとき、
なぜか、心のどこかで
小さな引っかかりを覚えることがあります。

「いい子」は、実はとても頑張っている

3〜5歳は、
周りの空気を感じ取る力が
一気に育つ時期。

大人の表情、
声のトーン、
場の雰囲気。

「こうすると喜ばれる」
「こうすると困らせる」
そんなことを、
子どもなりに一生懸命考えています。

だから、
聞き分けがよくなるのも、
我慢ができるようになるのも、
自然な成長のひとつ。

精神的な成長が、
少し早い子なのかもしれません。

でも、ここで起きやすいこと

ただ、この時期に
見かけるのが、

・イヤなことをイヤと言えない
・お友達に合わせすぎる
・自分の気持ちを後回しにする

そんな姿。

乱暴なわけでもないし、
問題があるわけでもない。

むしろ、
「手がかからない子」
「育てやすい子」
として見られることが多いです。

「いい子」が悪いわけじゃない

これは、
親の関わりが間違っていた、
という話ではありません。

忙しい日もある。
周りの目が気になる日もある。

「今は我慢して」
「ちゃんとして」

そう言ってきたのは、
子どものためだったはずだし、
その子がそれを受け止められるほどに
成長できているからです。

だから、
「いい子」であること自体は素晴らしいのです。

それでも気になる「自分軸」の視点

ただ、
自分軸という視点で見ると、
少し立ち止まりたいところもあります。

なぜなら、
この時期に

「イヤって言っていい」
「やめてって言っていい」

そう感じられないまま進むと、
その感覚を、
あとから取り戻すのが
少し大変になるからです。

小学生までに育っていてほしいこと

私は、
小学生になるまでに、

「やだ」
「やめて」

この二つを、
安心して言える子に
育っていてほしいと思っています。

大きな主張じゃなくていい。
泣き叫ばなくてもいい。

ただ、
自分が不快だと感じたときに、
その気持ちを
言葉にできることも大切なことです。

放任でも、強制でもなく

だからといって、
わがまま放題でいい、
という話でもありません。

危ないことは止める。
人を傷つけることは許さない。

でも、
「イヤだ」と感じる気持ちそのものまで
押し込めなくていい。

パパやママにできるのは、
気持ちは受けとめること。
そして、行動は整えること。

一緒になって感情を爆発させないのは、
正直、とても忍耐がいります。

自分が不快だと感じたときに、
その気持ちを
言葉にできること

その積み重ねが、
3〜5歳の自分軸の土台になると思っています。

まとめ

3〜5歳は、
自分軸を完成させる時期ではありません。

ただ、
自分の気持ちに
気づいてもいい、
出してもいい。

そう感じられるかどうか。

その感覚が、
小学生になったとき、
中学生になったとき、
静かに効いてくるのです。

だから私は、
「いい子だね」と言われるときこそ、
少しだけ、
立ち止まって考えてみたいと思っています。

この話は、これから書いていく
「子どもの自分軸シリーズ」の序盤のテーマです。
シリーズ全体を知りたい方はこちら

www.yumimamanchan.com

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