「受験するか?しないか?」と揺れ動き、迷い、兄妹では違う選択をしました。
この記事は【中学受験させた公立中学教師のつぶやき】です。
この春息子は中学受験を終え、国立中高一貫校へ進学しました。
一方、小学生の妹は「受験はせず、公立中学校へ進学する!」と決めております。
中学受験するかしないか迷ったら【中受VS公立】元公立中学教師の選択
我が家の場合どうだったかを中学教師の視点を加えてまとめてみました。
子どもによっても性格が違うので、その子にあった選択ができたらいいと思います。
(私も、今選んでいる道が全てあっているか分からりませんが「子育てに失敗はない!」と信じています。その家庭の「優先順位=生き方」というのがあると思うので、それに従って進めば良いと思います。)
1.勉強・知識・スキル面【中受vs公立】
中学受験のメリット
①国語・算数・理科・社会の基本というべき所を小学生のうちにバッチリ身に付けることができた。(多分県立高校入試レベルまで行っている。)
②ニュースで報じられる社会問題などを真剣に話す機会が増えた。
③勉強の習慣が身についた。
公立進学のメリット
①「ピアノ」「習字」などやりたい習い事に時間をかけられている。
②受験科目にはない「英語」の勉強もグイグイ進められる。
③本を読んだり、絵を描いたり近所のお友達と約束したり、自由な時間を多く確保できる。
2.メンタル面【中受vs公立】
中学受験のメリット
①常にプレッシャーがかかる状態が続いたことでメンタルが強くなった。
②模試や受験本番の成功体験や失敗体験からも心が成長した。
③頑張って目標を達成しようとしている人と分かり合え支え合えることでプレッシャーを乗り越える体験ができた。
公立進学のメリット
①模試の成績などのプレッシャーはないので穏やかな小学校生活を送っている。
②③については、受験勉強以外の分野で上記と同じ事が達成できると信じている。
3.家計【中受vs公立】
中学受験のメリット
メリットはない・・・ですよね・・・。
塾代に受験代に入学費。なくても良い出費かもしれません。
強いて言うならば、この先の家計の収支を考えて無駄遣いが減ったことでしょうか・・・。
公立進学のメリット
小学校時代の塾代がかからない!(ドラマ2月の勝者では年間132万円の出費と算出 確かに1年間で100万円くらいかかりました。)
公立中学校の授業料は無償!
4.中学校生活【中受vs公立】
中学受験のメリット
私が受験に強くメリットを感じたのは、ここ☟
①自分で納得いく「学校の方針」の学校を選ぶことができる。(教育方針・校則)
私が受験に強くメリットを感じたのは、ここ☟
②子どもに与えたい環境を選ぶことができる。(施設・教育・ご学友!?)
③副教材なども凝っている。
公立の学校では、集金の関係で、これを使いたいと選びたくても制約がかかる!!
教員時代、副教材選びにこだわりました。あれもこれも揃えたかったけれど、撃沈。
息子の通う中校一貫校ではきっと予算は気にしなくてよいのでしょう。
「さすが♡」と思えるラインナップです!!(その分教材費は高くなる。)
④中学3年間高校受験を意識せず過ごすことができる。
⑤大学入試の先取りができる。
⑥内申(曖昧な基準の部分もある・・・)に振り回されない。
↓公立中学校の内申は結果ではなく、プロセス重視に移行中!!
公立進学のメリット
「受験しない」で強くメリットを感じたのは、ここ☟
①多様性!!社会の縮図の中で生き方を学べる。
(受験を経ると、同じようなバックグラウンドの人が集まっているので、社会の捉え方の感覚がずれるかも・・・。)
\公立中では、事件も日常的に?起きる/
折り合いの付け方や、解決の仕方、未然に防ぐにはなど、生きるすべを学ぶことができます!!(といっても、今の中学校は昭和「金八先生時代」のように荒れていません!!いわゆる「いい子」が多くなっている印象です。)
「受験しない」で強くメリットを感じたのは、ここ☟
②徒歩で通える!
中校一貫校でも徒歩で通えるという方もいると思いますが、通勤ラッシュの中、重い荷物を持って通学の方が多いと思います。(我が家もです。)
中学生で電車に乗って通うことに抵抗がある人には「家近」というのはかなりのメリットではないでしょうか。
③地域の友達と一緒に過ごせる。
私も公立中学校出身ですが、成人式で再開した時盛り上がったのは非受験組でした。
5.お弁当か給食か?【中受vs公立】
中学受験のメリット
これは給食のある公立の勝ち!?お弁当は大変!!
なんと給食がある私立もあるそうです!!(栄東など)
我が家は5時半起きの弁当作りの日々が始まりました・・・。
\記念すべき初日のお弁当/
追記:現在お弁当作り3年目!!↑より上手になりましたよ。
卵焼きも西京焼きも焦がしました・・・。
お料理苦手です。
お弁当の始まるプレッシャーからお弁当本は4冊も購入・・・。
お弁当作りやお料理が苦手なママには「藤井弁当」の本がオススメ!
卵焼きの焼き方らから手順まで丁寧に書かれており、お弁当作りのハードルが少し下がりました。
\この本に助けられています/
\最初の1ヶ月のメニューがgood!/
みなさんのブログなども見て、お弁当の勉強をさせていただいています!
私はお弁当ブログを見るのが大好きです。すごいな~っと。
私は、まだ、見ただけのイメージでは上手に作れず・・・。
どれだけ買えばいいかの分量まで載っていないと上手に作れない、「お弁当ビギナー」「お弁当初心者」そして、お弁当作りが苦痛・・・の母です。
でも、息子のバランスの取れた栄養のために頑張ります!!
公立進学のメリット
なんと言っても栄養士さんが考えてくれる栄養満点メニューの給食があること!!
(給食のない自治体もあると聞きました・・・。)
6.結びに【通った学校が運命の学校♪】
公立中学校の教師をしているのに、息子を受験させるということになり、「公立ってそんなにダメなの!?」とか、「えっ!どうして?」とびっくりされました。
公立には公立の良さが有り、中高一貫校には中校一貫校の良さがあります!!
だから、よく言われているように「通った学校が運命の学校」なんだと思います。
学童代わりに塾に通い始めたことをきっかけに受験に目覚めた息子の選択も、小6の休日塾三昧になった兄を見て、「私はそんなの嫌!」と言い切った娘の選択も合っていると思っています。
もし、受験するかしないかで迷ったら(私も息子も迷いました・・・。)、是非参考にしてください!!
追記
元中学教師としては、現在の公立中学校の教員不足は心配しています。
先生達に余裕のない中で行われる授業・・・。
これは一つ、公立中学校のデメリットとして挙げておきたいと思います。
また、高校一貫校へ入学したら、もう勉強は学校へお任せかというと・・・。
学校の方針にもよりますが、我が家はまたすぐに塾にも通うことにしました。
でも、6年間かけて部活や友情を育めるメリットはやはり大きいなあと感じています。
メリットの数をカウントしたら、どちらが多くなりましたか?
お子様と「中受と公立のメリットの数」をカウントしてどちらが多くなったか比べてみてくださいねっ!
追記
絶対受験しない!と宣言していて塾も行っていない娘が・・・
「私もやっぱり受験したい!」と言い出した時がありました。
すでに、5年の秋・・・。
受験は甘くないです。途中参戦するかどうか・・・。
兄は5年春から本格スタートしてなんとか間に合いましたが・・・。
→結局、習い事など自由を極める!!と公立に決めました(^^)v
これぞ、マヨ決めGO!””マヨって、決めて 進むGO!”